初任者研修 実務者研修

CLUアカデミー《Care Level Up》



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  初任者研修関係 2

 科目別シラバス

介護職員初任者研修を通した到達目標
  1. 基本的な介護を実践するために必要な知識及び技術を理解できる。
  2. 介護の実践については、正しい知識とアセスメント結果に基づく適切な介護技術の適用が必要であ
     ることを理解できる。
  3. 介護を必要とする人の自立を助長するとともに、その重度化を防止し、又は遅延させるために、そ
     の潜在能力を引き出し、活用させ発揮させるという視点が大切であることを理解できる。
  4. 利用者ができる限りなじみのある環境で日常生活を送れるようにするために、利用者一人ひとりの
     生活状況を的確に把握することが必要であることを理解できる。
  5. 他者の生活観や生活の営み方に共感し、相手の立場に立って考えるという姿勢を持つことの大切さ
     について理解できる。
  6. 自立支援に資するサービスを多職種と協働して総合的かつ計画的に提供できる能力を身につける
     ことが、自らの将来の到達目標であることを理解できる。
  7. 利用者本位のサービスを提供するため、チームアプローチの重要性とその一員として業務に従事す
     る際の役割、責務等を理解できる。
  8. 利用者、家族、多職種との円滑なコミュニケーションのとり方の基本を理解できる。
  9. 的確な記録及び記述の大切さを理解できる。
  10. 人権擁護の視点、職業倫理の基本を理解できる。
  11. 介護に関する社会保障の制度及び施策並びにサービス利用の流れについての概要を理解できる。

  
   科  目    教育に含むべき事項       到 達 目 標
1. 職務の理解

     4時間
1.多様なサービスの理解
2.介護職の仕事内容や働く現場の理解
これからの介護が目指すべき、その人の生活を支える「在宅におけるケア」等の実践について介護職がどのような環境で、どのような形で、どのような仕事を行うのか、具体的イメージを 持って実感し、以降の研修に実践的に取り組めるようになる。
2. 介護における尊厳の保持・自立支援

     9時間
1.人権と尊厳を支える介護
(1)人権と尊厳の保持
(2)ICF
(3)QOL
(4)ノーマライゼーション
(5)虐待防止・身体拘束禁止
(6)個人の権利を守る制度の概要
2.自立に向けた介護      
(1)自立支援
(2)介護予防
介護職が、利用者の尊厳のある暮らしを支える専門職であることを自覚し、自立支援、介護予防という介護福祉サービスを提供するに当たっての基本的視点及びやってはいけない行動例を 理解している。
 ・介護の目標や展開について、尊厳の保持、QOL、ノーマライゼーション、自立支援の考え方を取り入れて概説できる。
 ・虐待の定義、身体拘束及びサービス利用者の尊厳プライバシーを傷つける介護についての基本的なポイントを列挙できる。
3.介護の基本

     6時間
1 介護職の役割、専門性と多職種との連携
(1)介護環境の特徴の理解    
(2)介護の専門性
(3)介護に関わる職種      
2.介護職の職業倫理
3.介護における安全の確保とリスクマネジメント
(1)介護における安全の確保
(2)事故予防、安全対策
(3)感染対策
4.介護職の安全
・介護職に求められる専門性と職業倫理の必要性に気づき、職務におけるリスクとその対応策のうち重要なものを理解している。
・介護を必要としている人の個別性を理解し、その人の生活を支えるという視点から支援を捉える事ができる。
・介護の目指す基本的なものは何かを概説でき家族による介護と専門職による介護の違い、介護の専門性について列挙できる。
・介護職として共通の基本的な役割とサービスごとの特性、医療・看護との連携の必要性について列挙できる。
・介護職の職業倫理の重要性を理解し、介護職が利用者や家族等と関わる際の留意点について、ポイントを列挙できる。 ・生活支援の場で出会う典型的な事故や感染、介護における主要なリスクを列挙できる。
・介護職に起こりやすい健康障害や受けやすいストレス、またそれらに対する健康管理、ストレス、マネジメントのあり方、留意点等を列挙できる。
4.介護・福祉サービスの理解と医療との連携
  
     9時間
1.介護保険制度
(1)介護保険制度創設の背景及び目的、動向
(2)仕組みの基礎的理解
(3)制度を支える財源、組織・団体の機能と役割
2.医療との連携とリハビリテーション
3.障害者自立支援制度及びその他制度
(1)障害者福祉制度の理念
(2)障害者自立支援制度の仕組みの基礎的理解
(3)個人の権利を守る制度の概要
介護保険制度や障害者自立支援制度を担う一員として最低限知っておくべき制度の目的、サービス利用の流れ、各専門職の役割・責務について、その概要のポイントを列挙できる。
・生活全体の支援の中で介護保険制度の位置づけを理解し、各サービスや地域支援の役割について列挙できる。
  ・介護保険制度や障害者自立支援制度の理念、介護保険制度の財源構成と保険料負担の大枠について列挙できる。
   例:税が財源の半分であること、利用者負担割合
・ケアマネジメントの意義について概説でき、代表的なサービスの種類と内容利用の流れについて列挙できる。
・高齢障害者の生活を支えるための基本的な考え方を理解し、代表的な障害者福祉サービス、権利擁護や成年後見の制度の目的、内容について列挙できる。
・医行為の考え方、一定の要件の下に介護福祉士等が行う医行為などについて列挙できる。
5.介護におけるコミュニケーション技術
 
    6時間
1 介護におけるコミュニケーション
(1)介護におけるコミュニケーションの意義、目的、役割
(2)コミュニケーションの技法、道具を用いた言語的コミュニケーション
(3)利用者・家族とのコミュニケーションの実際
(4)利用者の状況・状態に応じたコミュニケーション技術の実際
2 介護におけるチームのコミュニケーション
(1)記録における情報の共有化
(2)報告
(3)コミュニケーションを促す環境
高齢者や障がい者のコミュニケーション能力は一人ひとり異なることと、その違いを認識してコミュニケーションを取ることが専門職に求められていることを認 識し、初任者として最低限の取るべき(取るべきでない)行動例を理解している。
 ・共感、受容、傾聴的態度、気づきなど、基本的なコミュニケーション上のポイントについて列挙できる。
 ・家族が抱きやすい心理や葛藤の存在と介護における相談援助技術の重要性を理解し、介護職として持つべき視点を列挙できる。
 ・言語、視覚、聴覚障がい者とのコミュニケーション上の留意点を列挙できる。
 ・記録の機能と重要性に気づき、主要なポイントを列挙できる。
6.老化の理解

     6時間
1.老化に伴うこころとからだの変化と日常
(1)老年期の発達と老化に伴う心身の変化の特徴
(2)老化に伴う心身の機能の変化と日常生活への影響
2.高齢者と健康
(1)高齢者の疾病と生活上の留意点
(2)高齢者に多い病気とその日常生活上の留意点
加齢・老化に伴う心身の変化や疾病について、生理的な側面から理解することの重要性に気づき、自らが継続的に学習すべき事項を理解している。
・加齢・老化に伴う生理的な変化や心身の変化・特徴、社会面、身体面、精神面、知的能力面などの変化に着目した心理的特徴について列挙できる。
 例:退職による社会的立場の喪失感、運動機能の低下による無力感や羞恥心、感覚機能の低下によるストレスや疎外感、知的機能の低下による意欲の低下等
・高齢者に多い疾病の種類とその症状、特徴、治療・生活上の留意点及び高齢者の疾病による症状や訴えについて列挙できる。
 例:脳梗塞の場合、突発的に症状が起こり、急速に意識障害、片麻痺、半側感覚障害等を生じる等
7.認知症の理解

     6時間
1.認知症を取り巻く状況
2.医学的側面から見た認知症の基礎と健康管理
3.認知症に伴うこころとからだの変化と日常生活
(1)認知症の人の生活障害、心理・行動の特徴
(2)認知症の利用者への対応
4.家族への支援
加齢・老化に伴う心身の変化や疾病について、生理的な側面から理解することの重要性に気づき、自らが継続的に学習すべき事項を理解している。
・加齢・老化に伴う生理的な変化や心身の変化・特徴、社会面、身体面、精神面、知的能力面などの変化に着目した心理的特徴について列挙できる。
    例:退職による社会的立場の喪失感、運動機能の低下による無力感や羞恥心、感覚機能の低下によるストレスや疎外感、知的機能の低下による意欲の低下等
・高齢者に多い疾病の種類とその症状、特徴、治療・生活上の留意点及び高齢者の疾病による症状や訴えについて列挙できる。
 例:脳梗塞の場合、突発的に症状が起こり、急速に意識障害、片麻痺、半側感覚障害等を生じる等
・認知症の利用者の健康管理の重要性と留意点、廃用症候群予防について概説できる。
・認知症の利用者の生活環境の意義やそのあり方について、主要なキーワードを列挙できる。
 例:生活習慣や生活様式の継続、なじみの人間関係やなじみの空間、プライバシーの確保と団らんの場の確保等、地域を含めて生活環境とすること。
・認知症の利用者とのコミュニケーション(言語、非言語)の原則、ポイントについて理解でき、具体的な関わり方(良い関わり方、悪い関わり方)を概説できる。
・家族の気持ちや家族が受けやすいストレスについて列挙できる。
8.障害の理解

     3時間
1 障害の基礎的理解
(1)障害の概念とICF
(2)障がい者福祉の基本理念
2 障害の医学的側面、生活障害、心理・行動の特徴、か
  かわり支援等の基礎的知識 (1)身体障害
(2)知的障害
(3)精神障害(高次脳機能障害・発達障害を含む)障害・学習障害・注意欠陥多動性障害などの発達障害
(4)その他の心身の機能障害
3 家族の心理、かかわり支援の理解
障害の概念とICF、障がい者福祉の基本的な考え方について理解し、介護における基本的な考え方について理解している。
・障害の概念とICFについて概説でき、各障害の内容・特徴及び障害に応じた社会支援の考え方について列挙できる。
・障害の受容のプロセスと基本的な介護の考え方について列挙できる。
9.こころとからだのしくみと生活支援技術
 
    81時間


1.介護の基本的な考え方
2.介護に関するこころのしくみの基礎的理解
3.介護に関するからだのしくみの基礎的理解
4.生活と家事
5.快適な居住環境整備と介護
6.整容に関連したこころとからだのしくみと自立に向けた介護
7.移動・移乗に関連したこころとからだのしくみと自立に向けた介護
8.食事に関連したこころとからだのしくみと自立に向けた介護
9.入浴、清潔保持に関連したこころとからだのしくみと自立に向けた介護
10.排泄に関連したこころとからだのしくみと自立に向けた介護
11.睡眠に関したこころとからだのしくみと自立に向けた介護
12.死にゆく人に関したこころとからだのしくみと終末期介護
13.介護過程の基礎的理解
14.総合生活支援技術演習
・介護技術の根拠となる人体の構造や機能に関する知識を習得し、安全な介護サービスの提供方法等を理解し、基礎的な一部又は全介助等の介護が実施できる。
・尊厳を保持し、その人の自立及び自律を尊重し、持てる力を発揮してもらいながらその人の在宅・地域等での生活を支える介護技術や知識を習得する。
・主だった状態像の高齢者の生活の様子をイメージでき、要介護度等に応じた在宅・施設等それぞれの場面における高齢者の生活について列挙できる。
・要介護度や健康状態の変化に沿った基本的な介護技術の原則(方法、留意点、その根拠等)について概説でき、生活の中の介護予防及び介護予防プログラムによる 機能低下の予防の考え方や方法を列挙できる。
・利用者の身体の状況に合わせた介護、環境整備についてポイントを列挙できる。
・人の記憶の構造や意欲等を支援と結び付けて概説できる。
・人体の構造や機能が列挙でき、なぜ行動が起こるのかを概説できる。
・家事援助の機能と基本原則について列挙できる。
・装うことや整容の意義について解説でき、指示や根拠に基づいて部分的な介護を行うことができる。
・体位変換と移動・移乗の意味と関連する用具・機能や様々な車いす、杖などの基本的使用方法を概説でき、体位変換と移動・移乗に関するからだのしくみが 理解され、指示に基づいて介助を行うことができる。
・食事の意味と食事を取り巻く環境整備の方法が列挙でき、食事に関するからだのしくみが理解され、指示に基づいて介助を行うことができる。
・入浴や清潔の意味と入浴を取り巻く環境整備や入浴に関連した用具を列挙でき、入浴に関するからだのしくみが理解され、指示に基づいて介助を行うことができる。
・排泄の意味と排泄を取り巻く環境整備や関連した用具を列挙でき、排泄に関するからだのしくみが理解され、指示に基づいて介助を行うことができる。
・睡眠の意味と睡眠を取り巻く環境整備や関連した用具を列挙でき、睡眠に関するからだのしくみが理解され、指示に基づいて介助を行うことができる。
・ターミナルケアの考え方、対応のしかた・留意点、本人・家族への説明と了解、介護職の役割や他の職種との連携(ボランティアを含む)について、列挙できる。
10. 実 習

    20時間
1.介護実習
 入所施設・事業所または通所施設・事業所への介護実習
2.訪問介護サービス同行訪問
 居宅サービス等との同行訪問による業務実習
・利用者の身体の状況に合わせた介護、環境整備について経験し、気づくことができる。
・家事援助の機能と基本原則について訪問介護サービス同行訪問を行う中で気づくことができる。
・装うことや整容について、指示や根拠に基づいて経験し、理解できる。
・体位変換と移動・移乗について、指示に基づいて経験し、理解できる。
・食事と食事を取り巻く環境整備について、指示に基づいて経験し、理解できる。
・入浴や清潔保持と入浴を取り巻く環境整備について、指示に基づいて経験し、理解できる。
・排泄と排泄を取り巻く環境整備について、指示に基づいて経験し、理解できる。
・睡眠と睡眠を取り巻く環境整備について、指示に基づいて経験し、理解できる。
11. 振り返り

     3時間
1.振り返り 2.就業への備えと研修修了後における継続的な研修
・研修全体を振り返り、本研修を通じて学んだことについて再確認を行うとともに、就業後も継続して学習・研鑽する姿勢の形成、学習課題の認識を図る。



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